top of page

No.003 文書再設計|規定が存在しない

  • 6月9日
  • 読了時間: 2分

条文が曖昧なのではありません。

条文そのものが、存在しませんでした。


来客・外来者・訪問者に関する条項:なし。

寮則本体(全14条)に、来客規定は存在しない。

出典:ある学生寮の寮則(全14条)


・来客規定:存在しない

・判断者:記載なし

・対応手順:記載なし

・責任者:記載なし


第13条・第14条により、寮監長の裁量に一任されていた。


来客への対応は、寮監長が「その都度判断する」構造になっていた。

手順も、記録も、引き継ぎも、どこにも書かれていなかった。


規定がないということは、何をしても「規則違反ではない」ということでもある。

同時に、何をしても「根拠がない」ということでもある。

担当者は、毎回ゼロから判断していた。



来客申請(入居者が事前に届け出る)

 ↓

受付確認(管理責任者が来客者情報を記録)

 ↓

滞在エリアの案内(共用スペースのみ)

 ↓

滞在時間の確認(午後9時までを基準とする)

 ↓

退出確認・記録保存


・来客規定を寮則本体に明文化しました

・判断者を管理責任者として明記しました

・手順を文書化し、引き継ぎを可能にしました

・記録を組織で保持できるようにしました


規定がなかったのではありません。

書かれていなかっただけです。


現場では誰かが判断していた。

その判断を、文書に戻す。

それが文書再設計の仕事です。


来客規定が寮則に存在しない場合、一緒に見ることができます。




 
 
 

最新記事

すべて表示
1|電気が止まる家から

電気が止まる家から 家庭環境 私の家はよく電気が止まった。 単純に、電気代が払えなかったからだ。 冬の夜は暗いし寒い。 ただ、小学生の頃の私には、勉強しないで済む理由になっていた。 私はそういう家庭で育った。 私が3歳の時に母と父は離婚した。 母はこの父と再婚だったので、上の3人と私とでは父親が異なっていた 子ども全員を母が引き取った。母は被爆しており、体調の悪い日が多かったが、それでも農協のスー

 
 
 
2-1|Rebel "With" a Cause

学歴の壁、周囲への反発 私は会社に反抗していたわけではない。 仕事に対する姿勢、これが合わない人たちに反抗した。 社内試験で比較された私は、やっぱり学歴がないと不利なんだよなと自分を納得させた。 学歴がないから不利――そう思っていた。 しかし、私が引っかかったのは学歴ではなく、仕事感の差だったことに気づいた。 同じ売り場の10人いる先輩たち。 高卒は私だけで、女性社員3人を含めて、地方大学とはいえ

 
 
 
2-2|手に武器を持つ

手に武器を持つ 11番目の現実 新任地でも、私よりも先に眼鏡学校入学の権利を持つ先輩が2人いた。 売場での序列も3番目だから仕方がないと思ったが、私の入学権利は11番目ということをあの人事部の仲良しから聞いた。 他の地域の売り場もひっくるめて考えると、試験では2番目に合格したのに、会社全体の入学候補者順位では11番まで後退していた。 いつの間に、なんでこんなに順位が下がったんだ?が率直なところ。

 
 
 

コメント


bottom of page