No.002 運営構造|外泊安全の再設計
- 6月9日
- 読了時間: 2分
現場の担当者が「なんとなくやっていた確認」が、組織の安全を支えていることがあります。
その確認が文書に存在しないとき、何が起きるか、その事例です。
外泊届を提出する。
担当者が許可する。
以上。
出典:ある学生寮の外泊規定(典型的な日本の大学寮)
・誰が安全確認をするか:不明
・宿泊先確認の手順:なし
・保護者確認の位置付け:なし
・次の担当者への引き継ぎ:不可
ある現場では、担当者が独自に宿泊先をGoogle Mapで確認し、電話番号と施設名を記録していました。
学校からの指示ではありませんでした。
担当者個人の判断でした。
その確認は、どこにも書かれていませんでした。
担当者が替わったとき、確認は消えました。
引き継ぎようがなかったからです。
これは担当者の問題ではありません。
確認の仕組みが、組織ではなく個人に宿っていました。
外泊申請
↓
保護者への確認(連絡記録を残す)
↓
寮スタッフによる宿泊先確認(施設名・電話番号・地図)
↓
記録保存(台帳または共有フォルダ)
↓
承認・通知
再設計のポイント:
・判断者を明確にしました
・確認手順を文書化しました
・記録を組織で保持できるようにしました
・属人化を軽減し、引き継ぎを可能にしました
フローが長くなったわけではありません。
担当者がすでにやっていたことを、文書に戻しただけです。
個人が持っていた安全確認を、組織の設計へ戻す。
これが運営構造整理の仕事です。
運営の中に「書かれていない確認」がある場合、一緒に見ることができます。
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